完全には生えてこない親知らずには要注意!
現代人の顎(あご)の骨は、だんだん小さくなる傾向にあります。そのため歯のはえるスペースが狭く、親知らずが横向きにはえたり、中途半端な位置でとまってしまうことが頻繁にみられます。このような状態を放置していると以下のような悪影響が考えられます。
●親知らず周囲の歯ぐきがよく腫れる。
●歯並び・かみ合わせに影響が生じる。
●親知らず周囲が虫歯になりやすい。
●口臭の原因になる。
親知らずの抜歯は、根の形・長さ・大きさ等により状態が様々です。
また全身疾患などがある場合には抜歯を専門の医療機関に委ねる場合もあります。
顎関節症
顎関節症とは、顎関節や周囲の筋肉の痛み、関節の雑音(カクカク音、パキパキ音、ジャリジャリ音)、開口障害(口が開きにくいこと)を主症状とする疾患です。
関節の雑音は、『関節円板』という、関節と骨の間にあるべきクッションが飛び出したり、ずれたり、元の位置に戻ったりする時の音です。これが原因で口が開きにくかったり、痛かったりするのです。
顎関節症の原因
顎関節症は特に顎(あご)の構造が弱い女性に起こりやすい病気です。統計では、約半数の方に顎関節の異常がみられます。また、その1/4は重症に移行するという報告もあります。
急性的な原因は硬い物を無理に噛んだり、長時間の咀嚼行為(ガムなど)、極度な開口、顔面の打撲(外傷)などがあります。慢性的な原因は、歯ぎしりやくいしばり、かみ合わせや不正咬合、不良姿勢が原因といわれます。これら機械的なストレスが顎関節の関節円板などを圧迫し、変形させる事により、雑音、痛みや開口障害を引き起こすのです。
顎関節症は軽度な状態から重度の状態と症状が様々です。早期の治療が必要でない患者さんと、放置すると状態が悪くなる患者さんを判別することが大切です。そこで、ご自分で判断されるのではなく、歯科クリニックでの診査・診断をおすすめします。
連携医療機関
奥羽大学附属病院・総合南東北病院・寿泉堂総合病院
歯ぎしり
日頃のストレスから、日中無意識のうちに歯をくいしばったり、就寝中に歯ぎしりをしたりする方が近年増えています。 周囲の人に聞こえるくらいのすごい音で歯ぎしりをする方から、聞こえなくとも強い力でくいしばっている方までその状態は様々です。歯ぎしりが習慣的になると、上下の歯が擦れあい、削れることで歯の痛み、冷水痛などを生じます。さらに長期間放置することで、かみ合わせの不調和が生じ、顎関節症の原因となることもあります。 なるべく初期の段階でご相談されることをおすすめします。
スポーツマウスガード(保険外)
スポーツ時の口腔内の軟組織損傷・歯の破折・顎骨骨折といった外傷を衝撃吸収により予防するためのものです。噛みしめ効果による集中力・瞬発力アップにも効果的です。
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